今回取材させていただいたのは、吹田市のI様邸。
室内を案内してもらうため、お家にあがらせてもらうと
ご夫婦と共に出迎えてくれたのは、一際存在感を放つキッチンだった。
洗練された隠れ家的BARのように、お洒落な空気をまとうこのリノベーション空間を
どのようにつくり上げたのか。I様にnextでのお家づくりストーリーを伺った。
キッチンが印象的なリビング
お家に入ると真っ先に目に飛び込むのはリビングの真ん中にある立派なキッチン。
空間づくりをする際、キッチンを中心にしようと考えたのだそう。
常に見える場所にキッチンがあるので、常に綺麗な状態を保つ意識が働き、
自然とキッチンに立つ回数も増えたとのこと。
絵を飾るために設けた「アートウォール」
区切るものは一切いらないほどだったそうだが、壁がないとお気に入りの絵を
飾ることができないので、絵を飾るため、寝室とリビングの間に少しだけ壁を設けた。
とはいえ、寝室とリビングの間にドアは一切なく、空間同士は繋がっている。
持ってくる家具も決まっていたので大きさを計算しながら配置。
リビングの開放感を利用した広い玄関。
イメージは大きなワンルーム。リビングの広さを生かし、玄関も広々としている。
廊下部分が存在しないので、ある意味どこを通ろうとも「便利な動線」となりうる。
広いお家を経験しているからこそ、「シンプルでかっこよく。コンパクトに、スマートに。」
便利とはなにかを考えた、おふたりのセンスが光る空間となっている。
一度入れば絶対に心を動かすトイレ
唯一トイレだけ世界観がまるで違う。
華やか。ゴージャス。そんな言葉がぴったりの空間に仕上がっている。
遊び心溢れるI様の粋なトイレは一度入ればお部屋とのギャップに
心動かされること間違いなし。
■どのような背景で引越しをお考えになったのですか?
もともとは九州で大手ハウスメーカーに建ててもらった戸建てに住んでいました。住むのは私たち夫婦だけなので
利便性とお家の大きさを考え、都会でもう少しコンパクトに生活しようと思ったんです。なので最初からマンションを
リノベーションする選択肢がありました。住む場所は東京と大阪で迷ったのですが、大阪のほうがあたたかい印象もあるので
大阪に住むことにしました。
■nextを知ったきっかけ、選んだ理由は?
とりあえず様子を見て、今住んでいるこの場所から近いところの賃貸に移り住むことにしました。
積極的に家探しをしていたわけではないのですが、たまたまチラシが入っていたんです。見学会場も比較的近所で、
せっかくだし見てみよう、と見学にいったのがnextさんとの出会いです。
もう1つ見に行かせてもらった会社さんもあるのですが、しっくりこず、nextさんにお願いしようと思いました。
■どういったことを考えてリノベーションをされましたか?
極力区切らない空間にしようと考えていました。動線を最短にして部屋をつくらず、
大きめのワンルームのようなお部屋にしたかったんです。
趣味も含め行動を共にすることがほとんどなので、私たちにとって個室の重要性はそれほど高くなかったんです。
それと趣味の道具がたくさんあるので、すべてのモノを一箇所にまとめられるよう、収納は大きく空間をとりました。
■お家のこだわりポイントは?
ひとつはマンションであること。
家の中に階段がないのは楽ですし、マンションの独特のコンパクトさがいいです。
戸建てに住んでいたおかげで感じたことがあって、なにかのタイミングで家の中を登ったり降りたりする
シチュエーションってけっこう起こるんです。例えばこれは1Fに収納しているけど、これは2Fの収納スペースだなあ、とか。
私たちにとって‘狭いのは便利’なんです。
空間を区切らないこと。
生活動線をシンプルにすること。
収納スペースを一箇所に集約すること。
この3つが大きなポイントです。
こだわりの場所は、「部屋の雰囲気が決まるキッチン」と
「絵を飾る壁」を一箇所つくりました。
全体的に清潔感のあるお家にしたくて白をベースに
色をある程度統一してシックに仕上げているのですが、
「トイレは華やか」にしているのもポイントです。
キッチンは特に気に入っていて、すごく悩みましたが、
最終的にいいものに出会うことができ、妥協せずに良かったなと感じています。
■物件探しやリノベーションのことに関しての不安や大変だったことはありますか?
やはり未知の部分がたくさんあって。どこまでが自由で、どこが制限されるのか。
集合住宅の場合共用部分は変えることができないので、ここがいわゆる制限かな、と思います。
あとは部屋を一度スケルトン(何もないまっさらな状態)にしたみたら中はどうなってるのかも不安ではありました。
スケルトンにした際あえてそのままコンクリートむき出しにしておくのも面白いなと思ったのですが、
その方が値段が高くなってしまうのにはびっくりしましたね。
(本来天井をつければ配線等がすべて隠れるが、ない場合配線を配管内に通す別の作業を要する為。)
これは理由を聞いてみて納得でした。
限られた空間をいかに有効に、かつ私たちの場合は家具を持ってきていたので、
それらをどうレイアウトするのか。これは不安もありましたが、同時にマンションリノベーションの
醍醐味でもあるのかな、と思っています。
■完成したお家に住んでみて、いかがですか?
昨今のコロナの影響で家にいる時間も増えたのですが、
正直引越し前の賃貸だと自粛が苦痛で耐えられなかったかもしれません。
その点今は自分たちのつくった空間なので快適です。
■これからお家を購入することを検討されている方へ向けてメッセージをお願いいたします!
まずは自分で情報収集が必要だなと感じました。
それを参考にしながらこんな感じにしたい、というつくりたいお家の「テーマ」を決めていく。
私たちの場合は清潔感とかっこいい感じ、シックな感じ。
そういったテーマと「わたしたちふたりの空間の在り方」を考えながらリノベーションしました。
アイデアが煮詰まって大変な時期もありましたが、
新築にはない「before」があるお家が変わる楽しみを味わえたのは良かったです。