こんにちはnextです。
ネットで検索すると、「お家づくりの後悔ランキング」といった記事をよく目にします。
リノベーションを検討されている方は、一度は読まれたことがあるのではないでしょうか?
※リノベーションのプランによっては、電気配線を変更できない場合があります。
リノベーションをされた先輩の、「後悔ポイント」は自身のお家づくりをするうえで非常に参考になりますよね。
今回は、そんな後悔ポイントのランキング上位でよく見かける
スイッチやコンセントなどの【電気配線】に関して、後悔をしないコツを簡潔にまとめてみました。
ぜひ、今後のお家づくりの参考にしてみてください。
目次
- そもそも電気配線とは?
- 電気配線の、後悔ポイントをご紹介
- 電気配線の、後悔しないコツ
- あったら便利なコンセント配置場所
- まとめ
1.そもそも、電気配線とは?
電化製品を使いたいなら、家に電気を通さなくてはいけません。
家に電気を引き込むために必要なのが電気配線です。
その電気を稼働するための設備が「コンセント」「電源スイッチ」。
これらは、家の中にあればいいというものではなく、計画的に配置する必要があります。
電気配線の工事と言っても、色々な工事があります。
皆さんもよくご存じの「コンセント」や「スイッチプレート」の配線も、新築の電気配線には必要な工事です。
それ以外にも、「VVFケーブル」「テレビアンテナケーブル」「LANケーブル」「電話線」
「照明器具用配線」「インターホン配線」など、沢山の電気配線工事があります。
※「VVFケーブル」…コンセントの回路に使われるケーブルのこと。
2.電気配線の、後悔ポイントをご紹介
必要な場所にコンセントがない
電気配線で多いのが、コンセント設置箇所の失敗です。
いざ暮らしてみると、コンセントが欲しい場所になかった、というケースが多いようです。
特にキッチンは、「失敗した!」を感じやすい場所の一つ。
新しいキッチンが嬉しくて、調理器具もどんどん増えてしまうかもしれません。
でも、コンセントが必要な場所になくて、調理器具が使いこなせない、なんて失敗もあるようです。
また、最近は壁掛けテレビが人気です。
しかし、コンセントが従来のように床近くにあると、壁掛けテレビを設置した時に
コンセントケーブルが壁から丸見えでだらしなくなってしまいますね。
最初から壁掛けテレビが希望の場合は、そのことも考慮してコンセントを設置した方が「失敗した!」を防ぐことができますね。
スイッチパネルの位置
■玄関
玄関照明のスイッチの場所が、玄関から遠いという失敗ケースが一例としてあげられます。
日中は明るい玄関でも、夜は玄関の照明を点けないと真っ暗な場合がありますね。
夜、外出しようと照明を点けた場合、玄関照明のスイッチが遠いと照明を消すことができなくなってしまいます。
玄関に近い場所に玄関照明のスイッチを設置すれば靴を履いたままでも、照明のスイッチのオンオフができますね。
■スイッチパネルがノイズになっている
利便性を意識して、スイッチを配置したことで思ってたよりスイッチパネルが気になってしまうことも。
筆者は、トイレのスイッチパネルを廊下に配置せずトイレ内に配置しました。
センサー照明を活用したことで、電気の消し忘れも防げて一石二鳥です。
3.電気配線の、後悔しないコツ
図面に家具や家電を配置してみる
図面には家具や家電が配置されていません。具体的に暮らしを想像するために、図面上に実際にそれらを置いてみましょう。
もちろん、家具や家電のサイズは適当では意味がないため、1/50や1/100など平面図の縮尺に合わせて正確に把握しておくと、
実際に荷物を運びこんだ時にも失敗することが少なくなります。
実際に配置することで、人がいる場所がはっきりと見えてくるため、その場所に照明やコンセントがいくつ必要で、
どこに照明スイッチがあればよいのか一目瞭然になるでしょう。
また、今は持っていないけれど、大きな家電や装飾品を購入する可能性も視野に入れてみると
もっと理想的な電気配線になるはず。例えば、季節物の装飾クリスマスツリーなどを置いたり
風邪予防のために空気清浄機が欲しくなったりするご家庭も多いのではないでしょうか。
ロボット掃除機を新しく購入するなら、その充電場所はどこにしますか?
もしこれを置くなら…と想像を膨らませてみてください。
生活動線に沿って配置する
家具や家電の配置で「人の位置」が把握できたところで、次はその人を動かしてみましょう。
例えば、玄関から帰宅して、どこへ寄り、どこへ向かうか。朝起きて、どう動くか。
生活動線や家事動線から、どこに配置するのが適当かを絞り込んでいきます。
動線の始発点にスイッチを付けた場合は、終着点にもスイッチを配置しておく。
夜間の廊下や階段に暗闇になる瞬間がないように配置する。
両手のふさがることが多い玄関は人感センサーのスイッチにするのも良いでしょう。
また、1つのスイッチ操作で複数の明かりを同時に操作できる一括操作スイッチを導入すれば、外出時などに電気の消し忘れがなくなります。
重要なのは、「無駄な動きしなしスムーズに動けるか」。十分に検討して配置していきましょう。
ドアや家具の開閉で隠れない配置に
失敗例で多いのは、ドアを開閉するとスイッチやコンセントが使えない、コンセントにあたって家具が利用できないというケース。
ドアや引き出しなど家の中に“動くもの”や“動かせるもの”は多いですが、
図面上のシミュレーションだと動かないため、気づきにくいという問題があります。
ドアをはじめ、開閉できる家具や引き出しは開いたままの状態でも問題なく利用できるか、
家具の使用に干渉されない場所にあるかを配慮した上で考えていきましょう。
電源容量を確認する
家の中でも特に大きな電力を使うのが、キッチン。電子レンジ、電気ポット、オーブントースター、炊飯器、電気圧力鍋など、
便利な調理家電は消費電力の高いものが多いため、ブレーカーやコードに負担をかけないように配線計画することが必要です。
キッチン以外では、ドライヤーや掃除機、電気ヒーターなども消費電力が高いので、
同時利用するような場所では最大どのくらいの容量が必要になるのか、確認しておくことをおすすめします。
4.あったら便利なコンセント配置場所
リノベーション最大の利点は、なんといっても
「ここにあったら便利だな」が実現できることですよね。
最後に、おすすめのコンセント配置場所をご紹介します。
■ダイニング
キッチンは多くの調理家電を使うため注視される一方で、その陰に隠れがちなのがダイニングです。
ダイニングテーブルの近くにコンセントがあると、ホットプレートなどを利用するときに便利でしょう。
延長コードを利用するという方法がありますが、毎回延長コードを出すのも手間ですし、お子様がいる場合は足を引っかけてしまう危険も存在しています。
ダイニングテーブルの脇にコンセントを配置することで、これらの問題を解決できるでしょう。
コンセントが目立つのを避けたい場合は、テーブル脇ではなく足元につけることをおすすめします。
■ウォークインクローゼット
近年特に人気が高いウォークインクローゼットですが、この中にもコンセントがあると便利です。
クローゼットとは言っても倉庫のようなものであり、ある程度の広さを備えているもの。
コンセントがあれば、中の掃除をする際にも便利ですし、湿気や臭いが気になる際にもサーキュレーターや空気清浄機を中で利用することが可能です。
また、コードレス掃除機も収納しながら充電できるでしょう。
5.まとめ
【電気配線】に関しての後悔しないコツをお伝えしましたが、いかがでしたでしょうか?
ご自身のライフスタイルや生活動線を振り返り、できるだけ後悔のないお家づくりをしていただけたら幸いです。
nextでは、お客様のライフスタイルに寄り添った、中古物件・リノベーションを提案しています。
気になる方は、ぜひこだわりの施工事例をご覧くださいね!