玄関に鏡を設置することで開放感や広がりを演出できたり、外出前の身だしなみのチェックにも便利です。
リノベを検討する際は、風水的にも良い玄関の鏡を選びたいものです。
今回は、風水に良い玄関の鏡の置き方や大きさ・形などを紹介します。窓の位置や方位によって
運気の低下を招かないよう、風水でNGとされる鏡の置き方も覚えておきましょう。
リノベのプランを立てる際には、玄関の鏡についても意識して運気がアップする家づくりを実現しましょう。
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目次
- そもそも風水とは?
1-1.風水の原理 - リノベで風水を活用!玄関鏡の位置と形のポイント
2-1.風水の視点からみた玄関
2-2.玄関で「気」を引き寄せるには
2-3.玄関鏡の形 - 風水でNGなリノベの玄関での鏡の置き方と対策
3-1.合わせ鏡
3-2.玄関の正面鏡
3-3.鏡に窓が映り込む
3-4.鬼門・裏鬼門の方角に置く - まとめ
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1.そもそも風水とは?
風水は、中国に古くから伝わる環境学の一種で、人々が生活する場所や建物の配置を通じて、
運気を向上させる方法とされています。家の設計やインテリアを選ぶ際に、風水を参考にする
ことで、健康・財運・恋愛など各種運気を良好に保つとされています。
リノベの計画段階から風水の原則を取り入れることは、住まいを通してより豊かな生活を
送るための有効な手段と言えるでしょう。
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1-1.風水の原理
風水の基本的な原理は、「気」と呼ばれる生命エネルギーの流れを調整し、バランスを保つことです。
この「気」の良し悪しは、その場所に住む人々の健康や幸福に直接影響を与えるとされています。
たとえば、住宅の玄関は家全体に「気」が入る入口であるため風水では特に重要視され、その配置や
デザイン、さらには鏡の位置などが運気に大きく影響を与えると考えられています。
玄関での正しい鏡の使用は、気の流れを整え家全体の運気を高めるのに役立つとされています。
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2.リノベで風水を活用!玄関鏡の位置と形のポイント
リノベに風水を取り入れることには多くのメリットがあります。風水は、住まいのエネルギーを整え、
住む人々の健康や幸福を向上させます。リノベでは、自由に設計できるため、初めから風水の原理を
取り入れることができる点が大きな利点です。これにより、全ての方位や配置を最適化し、最良のエネルギーフローを生み出せます。
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2-1.風水の視点からみた玄関
風水では、玄関は家全体の運気を決定する重要なエリアとされています。清潔で整理整頓された
玄関は「良い気」を家に招き入れ、逆に散乱や汚れがあると悪い気が溜まると考えられています。
運気の流れをスムーズにするためには、玄関は常に綺麗に保ち、明るく開放的な空間にすることが推奨されます。
また、玄関の色彩選びも大切で、明るい色を選ぶことでポジティブなエネルギーを引き寄せると言われています。
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2-2.玄関で「気」を引き寄せるには
玄関で良い「気」を引き寄せるためには、リノベの設計時に適切な位置や方位に注意を払う必要があります。
一般的に玄関は家の正面や南向きに配置することが好ましいとされ、運気の流れが良くなるとされています。
さらに、鏡を利用することも有効です。風水では、鏡は気の流れを反射させるアイテムとして非常に強力な
作用を持ちます。例えば、玄関に適切に配置された鏡は、外から入ってきた「良い気」を内部に拡散させる役割を
持つとされています。鏡の形状では、丸いミラーや八角形の鏡が運気のバランスを整えるのに特に適しており、
良い運気を家の中へと導くと言われています。また、鏡の配置において、右側に置けば仕事運や健康運の向上が、
左側に置けば金運や恋愛運の向上が期待できるとされています。
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2-3.玄関鏡の形
風水において鏡の形も大変重要です。特に八角形や円形の鏡が運気上昇に効果的とされている理由は、
これらの形が「気」の流れをスムーズにし、安定させるためです。八角形の鏡はさまざまな方位からの
良い「気」を取り入れるため、特におすすめされます。円形の鏡は、優れた調和とバランスをもたらし、
家庭内の「気」の流れを良くする助けとなります。
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3.風水でNGなリノベの玄関での鏡の置き方と対策
3-1.合わせ鏡
様々な運勢を上げようと、玄関の左右に鏡を置くと、合わせ鏡となり逆効果です。鏡が吸収した気のエネルギーが
反発しあって、家の中の気が停滞してしまうからです。合わせ鏡に映った人の運気を下げるだけでなく、
映った人が目の錯覚を起こす可能性もあります。できる限り玄関の鏡は左右どちらかに置くようにしましょう。
2つ以上の鏡を置きたい場合はそれぞれの鏡に布をかけておき、同時に鏡を使わないようにすることで対策できます。
なお、2つ以上の鏡を置いても別の鏡が映らない状態であれば、合わせ鏡にはなりません。
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3-2.玄関の正面鏡
玄関を入った正面に鏡を置くと、入ってきた「良い気」も「悪い気」もすべて跳ね返してしまいます。
その結果、家の中の「気」のエネルギー循環も妨げられ、結果として良い運気が入ってこなくなるのです。
お金が貯まらない「漏財宅」になる恐れもあるので注意が必要です。玄関の正面しか鏡の置き場がない場合でも、
鏡を使わない時にカバーをかければ正面鏡にはなりません。鏡の前に観葉植物を置いたり、鏡を斜めに設置したりするのも対策の一つです。
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3-3.窓の反対側に鏡を設置
窓が映り込む位置に鏡を置いた場合も、合わせ鏡と同じ状態になります。せっかく鏡で良い気を取り込んでも、
鏡に映った窓から外に「気」を放出してしまうので要注意です。気のエネルギーが反発しあうこともあります。
窓が映らない位置に鏡を置くか、鏡にカバーをかけたり窓のカーテンを閉めたりして、合わせ鏡の状態にならないように対策しましょう。
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3-4.鬼門・裏鬼門の方角に置く
鬼門(北東)と裏鬼門(南西)を結ぶ「鬼門・裏鬼門ライン」上に鏡を置くと、人間関係や金銭関係などさまざまな
トラブルを呼び寄せる恐れがあります。鏡に霊が映り込みやすくなると言われており、運気も低下してしまいます。
鏡を置く前に方位を十分にチェックして、鬼門・裏鬼門の方角には鏡を置かないようにしましょう。
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まとめ
リノベで、風水を取り入れることは、住まいにポジティブなエネルギーをもたらし住む人の運気を向上させる手段とされています。
特に玄関は、家の顔とも言われる場所であり、鏡を設置することには多くの良い効果が期待できます。
適切な位置に適切な形の鏡を配置することで、健康運や仕事運、金運や恋愛運など、さまざまな運気が向上するとされています。
今回ご紹介した風水の原則によると、玄関に鏡を置く場合、八角形や丸い形の鏡を右側または左側に配置すると良いとされています。
これにより、家全体の「気」の流れが改善され、より多くの「良い気」が家に流れ込むことでしょう。
また、鏡の前に植物を置くことでさらに運気が向上するという点も覚えておくと良いでしょう。
リノベを建てる際に風水を意識することは、ただ単に運を呼び込むためだけではありません。
自分自身が心地よく感じる空間を作り出すことが、最終的に家族全員にとっての幸せにつながるからです。
風水はその一助となるかもしれませんが、重要なのは自身と家族がその空間でどれだけ快適に、幸せに過ごせるかです。
どのような配置やデザインを選ぶにしても、自分自身が信じ、そして好きであることが最も重要です。
風水の知識を活用しつつも、自分の感覚を信じて、心から満足できるリノベを創り上げましょう。